正しいと信じ込まない
- 仲村 賢
- 2021年6月6日
- 読了時間: 2分
中学校や高校でいじめが問題になっていますね。
実は、社会人になっても「職場内いじめ」を経験したことある人は8割に上るそうです。
どうして、大人になってもいじめがあるのでしょうか。
この「いじめ」に関して、最も厄介なことは、
「いじめ」の加害者は、加害者ということを認識していないということです。
むしろ「構ってあげている」や「教育している」などの
自分自身が正しいと思っている人が多いです。
端から聞くと信じられないことですが、当の本人は本気で思っています。
これは、子供でも同じで「遊んであげている」などの
自分は間違っていないと思い込んでいることが多いです。
最初は本当に遊んでいただけかもしれません。
それが徐々に過激になってしまい、
被害者側が傷付き「いじめ」になってしまうのです。
その為、『いじめはやめましょう』と言ったとしても意味がありません。
本人が「いじめ」と思っていない可能性があるからです。
むしろ、どのような行為が相応しく、どのような行為が問題であるのか、
その問題である行為を続けると、どのような重大なことに繋がるのか
それを理解してもらえないと改善が難しくなります。
そして、自分自身が加害者にならないために大切なことは、
自分の行動は『正しい』と思わないことです。
自分が正しいと思い込んでしまうと、何かの間違った行動をしたと気に、
気付いて修正することが難しくなります。
この世の中から『いじめ』などが無くなり、
皆が安心して暮らせる環境を作っていきたいですね。
そんなことを、昨今のパワハラ被害などで強く感じています。
今は良い組織を作って、多くの人が職場いじめを経験することなく、
笑顔で過ごせる世の中を作りたいと思う今日この頃です。
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