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執筆者の写真仲村 賢

モデリング

何かを学習する際に、モデルとなる人を頭の中に思い浮かべ、

その人の真似をすることをモデリングと言います。

例えばジムで運動をするとき、目の前にインストラクターがいて体を動かしますね。

あんな風に真似をして体を動かすことです。

 

このモデリングはスポーツなどの運動分野ではよく活用されていますが、

実はそれ以外のところでも応用ができます。

 

例えば、仕事の場面では、仕事ができる人が何をしているのか観察し、

それを真似て、営業トークなどを行うことも一種のモデリングです。

 

そして、よくネガティブ思考になる人は、身の回りのポジティブな人を見つけて、

その考え方や発言を真似することで、どんどんとポジティブな思考を身に着けることもできます。

ある、小学生はアナウンサーになりたいと思った際に、

有名アナウンサーの口調・立ち振る舞いを真似し続けた結果、

本当にアナウンサーになった方もいます。

 

人は真似をして、学習し、自分の物にできるすごい生き物です。

そして、その多くの人に備わっている機能をモデリングと言います。

 

ただ、この機能が間違って使われることもあります。

それは、親の暴力や、暴言、そのほかの反社会的なことを学習し、発揮することです。

親は生まれた瞬間に最も身近な例として生きています。

そして、その親の言動を覚えながら私たちは大きくなります。

そのため、今を生きる私たちの大部分が

両親や身近な人の影響を大きく受けています。

 

もし、あなたが自分の嫌な言動があるのであれば、

それは自分の生まれ持ったものではなく、両親に似ているのであれば、

両親を見て学んだことかもしれません。

 

そしてそれを本当に変えたいのであれば、新たなモデルを見つけて

以前の学習を塗りつぶすように学んでいくことです。

そうすると、新たなモデルに近づいていきます。

人には多くの素晴らしい機能が備わっています。

 

それを理解し、発揮できるようにしていきたいですね。

ぜひとも皆さんがなりたい自分に近づけるようにしていきましょう!

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