感情をため込んで、ため込んで
抱え込み過ぎると、しんどくなってしまいます。
それは、悲しい感情や苦しい感情はもちろんですが、
明るい感情や、嬉しい感情をため込むことでも、
同じようにしんどくなることがあります。
例えば、オタクな趣味であったり、マニアックな好きな物があったとします。
その好きな物や趣味を、共有できる人がいれば非常に嬉しいです。
しかし、それを共有することができず、
黙って抱え込んで、一人で楽しむだけでは、時にしんどくなってしまいます。
それこそ、世の中には、陸橋が好きすぎて、陸橋と結婚したいと思う人もいます。
エアコンが好きで、倉庫を借りて、様々なエアコンを集める人もいます。
そのような人は、陸橋の写真を並べて嬉しくもなります。
エアコンに囲まれて、幸せな気持ちにもなります。
しかし、ふとした瞬間に、もっと一般的な趣味なら
共有できるのになぁと思いが出てきます。
これは悲しいですね。
では、どうしていけば良いのでしょうか。
それは、感情の整理です。
感情は、風船に溜まる空気のようなものかもしれません。
ため込めばため込むほど、風船はパンパンに膨れ上がり、
ある時、爆発してしまうような、そんな感じでしょうか。
その為、悲しい感情や苦しい感情も、もちろんですが、
明るい感情や、嬉しい感情も、吐き出す場所や、
開放できる場所が必要だと思います。
だからこそ、山の中で叫ぶ人や、海に向かって叫ぶ人がいるのかもしれません。
もしくは穴の中に向かって、思う存分、叫びたくなるのかもしれません。
私の行う相談では守秘義務があります。
だからこそ、安心・安全に、様々な思いを自由に吐き出してもらって大丈夫なのです。
今までも様々な悩みを聞くこともあれば、
様々な性癖であったり、変わった趣味を伺うこともあります。
1時間、好きな物を語ってもらい、ひたすら私は感心しながら聞くこともあります。
人の感情は不思議で話せば話すほど、
吐き出せば吐き出すほど、感情が整理されていくのです。
感情を押し入れの中に、ぐちゃぐちゃに入れている物を、
一度、全て出して、部屋の中に並べるような感じです。
これが感情の整理を始める第一歩です。
心に溜まった感情は、どんどんと整理して、
元気な、あなたでいて欲しいと思います。
自分の失敗談を上手く表現されておられる方は、心理的安全性の確保も大変上手と感じます。