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執筆者の写真仲村 賢

心を元気にする『声』に耳を傾ける

前回、ありのまま物事を見る大切さをお伝えしました。

ただ、目の前で何も起こっていないのに、

不安や不満が起こることがあります。

例えば、

特に目の前で何も起こっていないにも関わらず、

将来に対して漠然とした不安が起こって、しんどくなってしまう。

数日前にしてしまった失敗が頭の中で思い出して、

凄く恥ずかしい気持ちや自分を責める気持ちが出てきて、しんどくなってしまう。

そのようなことが起こることがあります。

これはどうしてでしょうか。


このようなことは、無意識に起こって、どうしようもできないことと

思っている方もいらっしゃいます。

しかし、これらの無意識に思ってしまうことも、少しずつ練習をすることで、

改善していくこともできるのです。

それは、頭の中で自然に沸き起こる感情に囚われないことです。

少し想像をしてみてください。

将来に対して漠然とした不安が起こってしまった時、

頭の中には、どんな考えが浮かんでいるでしょうか。

「将来はしんどくなりそう。」

「どうせ上手くいくわけにはいかない。」

「もう考えたくない、嫌だ。」

「消えたい。」

そんな声が多く締めています。


このような声に身を任せていると、どんどんとしんどくなっていくのです。

そこで改善として下記の方法を取り組んでみましょう。


1、意識的に声を出す

無意識の声に身を任せるとしんどい中で、改善はどうすれば良いのでしょうか。

その一歩目は、『意識的』に声を出していくのです。

「まぁ、今までも生きてきたし、きっと今後も生きていけるよ。」

「私は愛されているし、何とかなるよ」

という声が出てきたとしたら、どのような気持ちになるでしょうか。

漠然とした不安から、ちょっと前向きな気持ちになるのです。

数日前に失敗したことを思い出す人の頭の中には、

どのような声が溢れているのでしょうか。

「あんな些細な失敗をした自分は本当に嫌だ。」

「凄く恥ずかしい、もう会社(学校)に行きたくない。」

「すごく悔しい、過去に戻りたい。」

「いつも失敗を繰り返す、自分は嫌だ。」

こんな声に耳を傾け続けると、自分自身を肯定する気持ちが減り、

どんどんと自分が嫌いになります。

その結果、どうなるでしょうか。

嫌いな自分は、常に緊張して仕事に取組み、再び失敗しやすくなります。

では、そんな自分に対して、どんな声をかけるでしょうか。

「失敗は成長の糧って言うし、良い経験だよ。」

「あの失敗を起こっただけで、許してくれた人がいる。私は愛されているし大丈夫。」

「失敗の後に、挽回のために頑張った自分は偉いよ。」

「みんな失敗をしている。些細な失敗だけで私の価値はなくならない。」


頭の中には無意識に様々な声が出てきています。

その為、あえて声を出して、無意識の声の中に、意識的に声をかけていきましょう。


2、継続する


では、声をかけることができれば、すぐに無意識の声は消えるでしょうか。

残念ながら、そのように上手くはいきません。

初めは意識的な声は小さく、すぐに掻き消えてしまいます。

でも、繰り返し、声をかけ続けると、その声は少しずつ声が大きくなり、

残り続けるのです。


その為に大切なことが、根気よく声をかけ続けることです。

しかし、自分が自分にだけ言葉をかけても、効果が得にくいと思ったら、

友人や家族、コーチやカウンセラーなどに声をかけて貰ってもいいでしょう。


人からも意識的に良い声をかけてもらい、自分も意識的に良い声をかけてもらうのです。


そのような人がいない時には、本を見て、色々な良い声を探してもよいでしょう。


是非とも、継続していきたいですね。


3、まとめ


無意識の声がポジティブであれば元気になっていきます。

しかし、ネガティブばかりでは自分の元気を、自分が奪っていくのです。


その状況から改善をしていくとあなたの人生は幸せに近づくと思います。

あなたが耳を傾ける『声』を選んで、あなたを元気にしていきましょう。

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