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執筆者の写真仲村 賢

あなたが世界を変えられる。

「もしあなたが、自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をしますか?」 この問いをされたときに、あなたはどうしますか? ・その方法を真剣に考え始める ・何の力もない自分には無理と笑い飛ばす ・どうせ無理だろうと、考えることを放棄する では、この問いを中学生に対して与えられ、 その子供が、自分なりに考えて出した答えで、 少しずつ世界が変わったとしたら、あなたはどう思いますか?   ・

  ・

  ・ もう10年以上前になる映画ですが、非常に面白かった映画があります。 「ペイフォワード(Pay It Forward)」 これはある中学校で、先生が子供たちに対して 「もし自分の手で世界を変えたいと思ったら、何をする?」という課題を与えるのです。 そして主人公が考えたことが「与えられた善意を、受けた相手ではなく他の3人に回す」ということです。 この映画のストーリや結末は是非とも、見ていただきたいですが、 大切なことは『あなたができる』ということです。 あなたは世界を変えることもできますし、 あなたの人生を豊かに変えることもできます。 もちろん、手軽に簡単にというわけではありません。時間も労力も掛かるでしょう。 でも、できるのです。 あなたが、あなたの世界を変えていく、そのために必要なことをお伝えします。



1、あなたの可能性を信じる


人は可能性を感じなくなると、途端に行動することができなくなります。

例えば、合格する可能性が0%の試験に挑もうとするでしょうか。

付き合える可能性が0%の人に、人前で告白できるでしょうか。


可能性がないと思った瞬間に、行動を全く考えなくなります。

あなたが可能性がないと感じていたとしても、

実は、あなたには大きな可能性が眠っていることが良くあります。

『諦めなければ何とかなる』

という言葉は、ただの励ましの言葉ではなく、真実の言葉なのかもしれません。


例えば、あなたが5億円の借金を背負ったとします。

あなたはすべて返せると思えるでしょうか。

ある方は、ムリだと思いながらも、やるしかない!と思って、

行動を続けました。

99%ムリと思いながら、1%はやらなきゃいけないという思いで行動をし続けました。


結果として10年間の時間はかかりましたが、完済出来たそうです。

自己破産なども一切行わずにです。

凄いですよね。

人には、可能性があります。

それはどれだけ絶望的な状況でも切り抜けるような、可能性です。

あなたが可能性を信じましょう。

そして、信じようとしても、信じられないのであれば、

あなたの可能性を発見する人に相談をしてもいいでしょう。


2、あなたに出来ることを行う


可能性を感じたとしても、一気に全ての世の中を簡単に変化させることはできません。

むしろ、高い期待を持ちすぎて、行動した後にダメだった時には傷つき、動く気力が損なわれます。


大事なことは、あなたに出来る範囲で行動することです。

例えば、あなたが健康的であり、乗車している電車で、

目の前にご老人や妊婦がいたとき、席を譲ることはできるでしょうか。


普段は、気付かず席を譲っていなかったとしても、

健康で立てる余裕があるのであれば、席を譲る。

そんなことでも良いと思います。

さらには、階段を上ろうと思うときに、目の前に荷物が重くて困っている人がいたら、

ちょっと声をかけて、一緒に荷物をもって階段を上る。


それもできるかもしれません。

このようなことがスタートでも良いです。


そして、ちょっとだけ背伸びをすればできることがありそうなら、

それをしてもいいでしょう。


例えば、友人が落ち込んだ時、忙しいけれども大切な友人のために

3時間、時間を割いて、とにかく聞いてみよう。

他には、仕事ができないという若者がいたときに、

自分の失敗談や恥ずかしい話を打ち明けて、

「それほど真剣に落ち込んでいる、君なら私を追い越せる。」と

伝えてみるとか。


あなたに出来る範囲で結構です。

あなたの出来る行動が些細なものであったとしても、

そこから生まれる優しさが、少しずつ世界を変える可能性を持っていると思います。



3、あなたが起こした変化を実感する


最後に大切なことは、あなたが世界に起こした変化を実感することです。


あなたが行動し、努力しても、何の期待も変化も起こらなかった場合には、

意欲はどんどんと下がってしまいます。

でも、ほんのわずかな変化でも、あなたの存在、あなたの優しさは

世界を少しずつ変えていっています。

それを実感することが大切です。


例えば、あなたが周囲に与えた優しさや善意は、

それを受け取った人を優しい気持ちにさせて、

その日一日を上機嫌で過ごせたかもしれません。


それにより、家族との会話が明るくなっていて、子どももつられて笑顔になっている。

そんな影響を与えているかもしれません。


もし、あなたが優しく接した方が、感謝の言葉を返してくれたり、

笑顔になってくれれば、それは些細かもしれませんが、

世界をわずかに変えたことと一緒なのです。

それを実感していきましょう。


もし、その実感がなかなか得られないのであれば、

寝る前に、今日できた、ほんのちょっとの良いことを10個考えましょう。

ゴミを拾ってゴミ箱に捨てた。道を譲った。席を譲った。


その良いことを認識出来ていけば、いざ、自分が誰かに道を譲られて

良い気持ちになった時に、『あぁ、自分はこんな気持ちを相手に与えているのか』

と思って、あなた自信の行動にやる気が出てくるでしょう。


4、さいごに


あなたの世界は、あなたの認識でできているという言葉あります。

あなたの認識を変えれば、世界は一変していくというものです。

あくまで認識や、見方が変わるだけだと思われますが、

その認識が変わると、人の行動が変わり、行動が変わると周囲に与える影響も変わります。

結果的に、ある一人が明るくなっただけで職場の明るさも改善されて、

離職率も下がっていき、売り上げも好調になったという企業もあります。


あなたの行動が、変化が、周囲に与える影響は大きいです。

あなたは、あなたの生きている世界を変えることができます。


あなたにとって幸せな場所を是非とも作っていきましょう。

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